を見た。

お話をする夢。

ぼくはお話の傍らで

どうしてか彼女の本音を、呟きという形で知る。

必死に悪口や哀れみ、軽蔑から逃げようと

優しくする。

そうやって最後には綺麗に別れる。

心臓がばくばくして起きた。

この夢が怖かったみたいだ。

なんでぼくも次に行けたりしないんだろう。

あの時、ぼくからあの言葉を言った時から

なんで送り出してあげられないのか

なんども悩んだ。

結局のところは失うのが怖いだけなのかな。

もうぼくらの間にお互いをしばれる何かはない。

今のぼくが何をしようと

何かを言える権利は向こうにない。

そもそもそんな関心はもうあの人にはない。

ちゃんと分かってる。

分かってる。