幸せ

薄暗い部屋のソファに横たわって、眠気とミュージックビデオが交互に僕を支配した。

目の前に寝てるあなたで僕の視界は十分でなくて、それに対して何も思わなかった。

そういう薄ぼんやりとした温かさの中で眠ることの何と幸せなことか。

今でもあの子のミラーボールが回ることがある。

それでもその下で踊ろうなんて思ったりはしない。

あなたがいる。あなたがいる。ぼくがいる。

ぼくがいて、あなたがいる。