青春

僕がまだ誰かに言葉を伝える役割があった頃、

「本気で頑張ったら

本気で喜べる

本気で悲しめる

そう言う機会って人生で本当に数少ない。

貴重な体験だ。

僕はそれが青春だと思う」

そう励ましていたし

そう信じていた。

今の僕はまさにそれだ。

あの人1人にここまで揺さぶられて

死にそうで。

本気で悲しいし

本気で喜んでいる。

僕は彼女に本気なんだ。

悲しそうな顔なんかじゃ止まれない

もっともっと悲しい。

だけどもっともっと嬉しくて喜んでいて

だから離れられないんだ。

僕は青春から遠いと思っていた。

でも僕はずっと6年間青春してた。

僕の青春はあなただ。

思考に絡みつくあなたの存在を

人はきっと

宗教と呼ぶ。

それに殉じる。

それが僕の最後の青春。