一番

ではなくなった。

とうに知っていた。

心が苦しい

僕の推測を否定しない彼女がいる

僕と他人の幸せを拒否しない彼女がいる

もっと他の人を愛している彼女がいる

 

それでも本当に嬉しかった。

浅い眠りから何度目が覚めても

横であなたが寝ていることが。

関係性が何らかの形で僕の心にあることが。

 

一番怖いことがある。

彼女が取られること、完全に向こうに行ってしまうこと。

でもこれは正確な表現じゃない。

彼女の一番ダメな部分に寄り添えないことだ。

今回は本当によかった

ギリギリで間に合ったと思う、思いたい。

「誰とも付き合わない」

この言葉を撤回した時に

僕はどっちにいるんだろう。

彼女が揺れて周りに迷惑をかけた後

僕は被害者になってしまうのだろうか

彼女と同じ加害者でいられるのだろうか。

君が誰かに迷惑をかけたと

僕の元で振り返ってくれるだろうか。

僕の気持ちは

全然離れられない。