ことば

が一番大事。

どんな言葉も裏がある

気持ちがある

根っこがある。

だからくだらない言葉にいちいち引っかかる。

昔からそうだ、と思っていた。

違った。

僕がまだ

友達にバカみたいなコンプレックスを拗らせている時

数少ない僕が号泣と呼べるものをした時

なぜか君に何もかもぶちまけてしまった時。

覚えてるだろうか。

僕の目の前で彼女は僕の名前を言い間違えた。

コンプレックスを拗らせてる相手の友達と。

なのにそんなことどうでもよくて

今目の前にいること

僕を抱きしめてくれること

僕と一緒に泣いてくれることが

たまらなく嬉しかったんだ。

ずっと好きじゃなかったと言った。

そんな気がしてた。

でもあの時確かに

僕は君に惚れたのだ。

僕の信仰が始まったんだ。

昨日と一昨日は

そんな昔を思い出す時間だった。

違うのは僕たちの気持ちだけだったと思う。

ありがとう

ありがとう

ごめんね

邪魔だったね

わがままでごめんね

酷い言葉をたくさん言ったね

君の心を腐らせたね

君をだめにしたのは僕だったんだね

愛してる

大好き

好き

バカみたいな言葉だと思う

好きだの愛してるだの

綺麗すぎて信用できない

あなたと同じだ

あなたの酷い言葉ばかりが心に残る

だけどそれでいい

バカなくらいに君が好き

ありがとう

さようなら