気付いた

最後の最後で気付いたの。

あっと声を上げてしまって

どうしたのと聞かれてしまったけど

誤魔化せたかな。

付き合ってる最後の時に会った時

貴方はまだつけていたと思う。

でもあの夜

ぼくをなだめるために

体を預けてくれたあの夜。

ネックレス

もうつけてなかったね。

いつも目で追ってた。

なんとなく

あれをつけてる間は大丈夫な気がしてた。

 

日に日に元気になっていく。

嫌だなあ。

君だけのためにぼくは死ねない。

もっともっとダメになりたい。

君の存在をぼくの中だけでいいから感じたい。

だけど

迷惑なんだもんね。

やめるよ。

貴方に何1つだって伝えない。

たくさん嘘をつこう。

だけど好きだけは本当のことを言おう。

 

毎日、君の心が離れた証を思い出す。

気づかないふりして気付いてたそれらが

ぼくの心を抉っては、ならしてく。

君とまだ話せるのが嬉しい。

最善の結果だと思う。

でもまだ泣いてるよ。